あ
か
【吸血鬼】
人の生き血を啜る怪物。特徴的な真っ赤な瞳と鋭い牙、そして人間を凌駕する多数の能力を持っている。その能力は、利点と欠点を含め個人差がある。
ほとんどの吸血鬼は太陽の光に弱いため夜行型。
また、吸血鬼は共通して基本的に異性の血しか飲むことができない。それに加え、人間以外の血を飲むことはほぼ不可能である。
【吸血鬼ハンター】
吸血鬼を専門的に狩る人間のこと。「ハンター」と呼ばれる職業から専門的に突出した者をさす。神に仕える聖職者だが、その血生臭い業務はあまりにも清らかとはほど遠く、醜態である。
【銀（武器）】
ハンターは常に携帯している武器。
魔は浄化の力に弱い。効率的に狩る方法を考案した結果、銀でできた武器が完成した。ハンターは他にも聖水や聖書、十字架なども持ち歩いている。
【九条沙夜】
九条悠の姉。不可思議な不幸体質の持ち主。九条沙夜の意志とは関係なく周囲の人々を不幸にしてしまう。
不幸とは様々で、その影響力は大なり小なり。大きいものでは死がまつわる。
【後天的吸血鬼】
生まれは人間だが、吸血鬼の血を体内に取り込んだことによって吸血鬼となってしまった者のこと。一度吸血鬼に全身の血を飲まれて死を通過しているので肌は青白く非常に冷たい。
先天的吸血鬼とは違い、吸血鬼に吸血された瞬間の感情が以降の吸血行為中、永遠に再沸騰してしまう。また、その再沸騰して感情は吸血対象にも伝わる。
【言霊】
高蔵寺愛子が扱う特異の力。言葉には魂が宿るものだが、これを操るのが高蔵寺家。代々当主のみが得られる力。言霊といっても一概に皆が同じ効果を発揮できるわけではない。
さ
【先天的吸血鬼】
うまれた瞬間から吸血鬼だった者、もしくは他者から影響がない中で吸血鬼へ変貌した者。こちらのほうが後天的吸血鬼より圧倒的に数が少ない。
先天的吸血鬼は非常に強い力を有する。
【人狼】
狼人間のこと。半獣の類。身体能力が恐ろしいまでに高いが、知能はやや低い。
人狼は月光を浴びると力が何倍にも膨れ上がる。とくに満月は意志とは関係なく姿が変貌してしまうほど。そしてそうなってしまえば自我を失ってしまう。
た
【退魔師】
日本の古くより妖怪を退治する専門職に就いているもののこと。霊能者や陰陽師、修験道などでも妖怪を退治するのであれば、これを退魔師という。
高蔵寺のように特異の力をもつ退魔師も少なくない。
陰陽師系統の退魔師が多い。
な
は
【半吸血鬼】
人間と吸血鬼の間に生まれたハーフ。本来は人間と吸血鬼の血が反発し合い、流産してしまうか、生まれてもすぐに死んでしまう。極稀に反発が起こらず生まれた子供がいる。これが半吸血鬼の正体だ。
半吸血鬼は一度人間の血を吸血し、それを美味しいものだと気付いてしまうと後には戻れなくなる。そうなってしまえば、ただ一身に吸血鬼へ堕落するのみだ。
【古山青助】
高蔵寺愛子と同じ町に暮らす退魔師。袴姿に日本刀を携えた青年。実力主義者。ダンがいるアパートの隣の部屋に住んでいる。
ま
【魔眼】
魔の力がそのまま目に宿った状態。見るという行為のみで奇蹟を引き起こすことができる。
世界中を捜しても五人いるかいないかの希少な力。
【魔術師】
独自の法則性をもった、科学では説明することができない能力を得た人間のこと。多数の系統が存在する。
世界でもっとも多い幻想世界の住人。
や
【妖怪】
日本に住み着く夜の世界の者。
ら
【錬金術師】
賢者の石や魔武器、不死身の薬なぞの錬成を目的とした人間。おなじ錬金術師でも思想によってまったく異なる錬金術を扱う。
わ